InsurTechとは何でしょうか。テレマティクス保険、ウェアラブル端末、ビッグデータ、人工知能の活用、保険アプリ、ブロックチェーン、P2P保険など、保険ビジネスにおいて新たな取組みが相次いでいますが、その外延は必ずしも明確でありません。
本セミナーでは、このようなInsurTechの本質を第四次産業革命に遡って明らかにした上で、InsurTechに関して生じる法的実務上の問題点について、事業主体の規律、事業方法の規律、情報関連の規律に分けて解説します。本セミナーの後半では、まとめとして、新しい保険ビジネスモデルの分析ツールとして講師が考案した「新ビジネス分析チャート」を紹介します。新しい保険ビジネスモデルの構築やそのリーガルチェックに携わる方のご参加を歓迎いたします。
1.InsurTechと第四次産業革命の関係
2.事業主体の規律
(1) 保険会社、保険会社の子会社等、保険持株会社の
子会社等の業務範囲規制
(2) 保険会社による出資の限界:10%ルール
(3) 銀行法改正との関係
(4) 業務提携
(5) 保険業免許・保険募集人登録を要しないサービス
3.事業方法の規律
(1) ウェアラブル端末と医療機器該当性
(2) 保険とセットでサービスやウェアラブル端末を
提供することができるか:特別利益の提供の禁止
(3) ウェアラブル端末を用いた保険料の割引や
ポイントプログラムの提供
(4) AIの活用の限界
4.情報関連の規律
(1) (ビッグ)データの取得・共有に係る
個人情報保護法上の留意点
(2) 改正個人情報保護法の影響
(3) AIの外部委託先管理
(4) AIによる分析結果(知的財産権等)は誰に帰属するか
5.新ビジネス分析チャート
6.ケーススタディ
~質疑応答~
講師等
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終了
2025年3月18日(火)13:30~15:30『第5539回金融ファクシミリ新聞社セミナー「デジタル証券/セキュリティ・トークン・オファリング(STO)の法律実務~不動産STO・社債STOの最新動向を中心に~」』外部主催
終了
2025年1月31日(金)9:30~11:30『インサイダー取引規制の最新動向と資本・株式報酬政策〜近時のホットトピックと自己株式の取得や処分、株式報酬制度、持株会、大株主とのエンゲージメント上の留意点を解説〜』外部主催