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金融財務研究会(森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士 末廣 裕亮)
コンセッション方式のPFI事業(公共施設等運営事業)については、空港を中心に案件実績が積み重なっており、上下水道、道路、MICE施設・文教施設など、対象となるインフラの種類も拡大しています。また、毎年のように関連する法令やガイドライン等が制定・改正されており、公共側の積極的な後押しも見られるところです。
コンセッション事業を具体的に検討するにあたっては、事業から生じるリスクについて官民でどのように管理・分担するかがポイントとなります。実例が増える中、インフラの種類に応じたリスク分析、具体的な契約内容やプロジェクトファイナンス等を念頭においた議論の重要性が認識されています。
そこで本セミナーでは、コンセッション方式のPFI事業におけるリスク分担について、同方式の特徴やプロジェクトファイナンスによる資金提供者の利害関係にも留意しつつ、実務上のポイントを解説します。併せて、最新の法改正や実務動向も紹介します。
1.コンセッション事業とリスク分担
(1)コンセッション方式のPFI事業
(2)近時の法改正と実務動向
2.リスク分担の基本的視点
(1)リスク分担の基本原則
(2)コンセッション事業とプロジェクトファイナンス
(3)インフラの種類ごとの特徴
(a)空港
(b)上下水道
(c)文教施設・MICE施設
3.個別リスクに応じたリスク分担のポイント
(1)需要リスク
(2)既存施設の瑕疵リスク(デューデリジェンス・情報に関するリスクを含む。)
(3)不可抗力リスク
(4)法令変更リスク
4.リスク分担に関する契約上の調整メカニズム
(1)利用料金の設定・変更
(2)補償
(3)契約期間・終了時の規律
5.質疑応答
※参加をご希望される方は金融財務研究会のHPよりお申し込みいただきますようお願い申し上げます。
※本セミナーは受講料(34,300円(お二人目から29,000円)(いずれも税込))がかかりますので、予めご了承ください。
講師等
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開催予定
2025年4月11日(金)13:30~16:30『第5553回金融ファクシミリ新聞社セミナー「コーポレートPPAの各スキームの解説と実務的なポイント~カーボンニュートラル実現のための環境価値取引~」』外部主催